Salamanca(7:00)ー Calzada de Valdunciel(9:10)
ー El Cubo de la Tierra del Vino(13:30) <35.4Km>
Albergue Municipal 泊
自分の予定で1日余裕があったので思い切ってサラマンカで2日間も休んでしまったので、少し急いで
出来ればサラマンカまで一緒に歩いたサン・セバスティアンのM氏に追いつきたいと思い2日分の行程を
歩くことにした。
しかしながらEl Cubo de la Tierra de Vinoまで35Kmもあるのでサラマンカ市内を出るところまで
タクシーで行くことにした。
朝7時にホテル前からタクシーに乗り市内を抜けて高速道路の先(約6Km)まで行った。
既にAldeaseca de Armiunaの村が見えているが道路から直ぐに農道となり、タクシーは正解であった。
Calzada de Valduncialの村を抜けると道は高速道路沿いのセンダになるが、工事後の荒れた道で歩き難く、
しかも高速道路を通る車の音がうるさく休む場所もない。 途中に刑務所の建物も見えた。
この道がEl Cubo de la Tierra del Vinoの村まで約20Kmあり、途中でいやになるほどであった。
やっと村へ着きAlbergueへ入るが、収容人員も少ない簡素な設備であった。
この区間の注意事項
① SalamancaからEl Cubo de la Tierra del Vinoまで35Kmある為、途中のCalzada de Valdunciel
で宿泊する人も多い。 (Albergueがある)
② 古いCaminoは国道N-630沿いに歩くが、並行して高速道路(A-66)が出来たためセンダがある。
道は荒れており歩きにくく、高速道路の車の音もうるさいので旧道のN-630沿いの方が歩き安いかも
しれない。 (歩いている人もいた)
どちらも、Calzada de Valduncielからら一本道で迷うことは無い。
Calzada de Valduncielまでの農道 | 高速道路沿いの道 |
El Cubo de la Tierra del Vinoの村へ | Albergue Municipal |
El Cubo de la Tierra del Vino(07:00)ー Villanueva de Campean ー Zamora(13:30)
<33.0Km>
Albergue Municipal 泊
今日も33Kmあるが、このところ30Kmを越える日が多いので慣れてきたこともあるのか歩きに自信が
出てきた。
昨夜、メリダから一緒であったオーストリア人のN氏にAlbergueで再開したので前後になりながら歩く。
(彼とはSantiagoまで一緒であった)
Villanueva de Campeonの村までは山道であったが、道端の花が咲き乱れ美しく昨日とは大きな違いの
Caminoとなった。
また、現在は使用されていないの線路(廃線跡)が時々見える。(これはAstorgaまで続いていた)
Villanueva de Campeonの村を過ぎると農場となりTrigo(麦)畑や葡萄畑が続いている。
11時過ぎに前方にZamoraの町が見えたが10Km以上はあるのか、歩いてもなかなか近づかない。
やっと、Zamoraの町についたが町の城壁や城などが川沿いに美しく立ち並んでいた。
Albergueは石造りの古い建物を改造してあり、内部は清潔で素晴らしい設備と規模であった。
昼食を取り午後から市内の見物に出かけた。
この区間の注意事項
① この区間(Etapa)は33Kmあるが、道も良くVillanueva de Campeonから下り坂となるので
それほどの負担ではない。 Zamoraの町が見えても10Km程度あり2時間は十分にかかる。
Villanueva de Campeonへ | 新しい道標 |
Zamoraの城壁と城 | Albergue Municipal |
Zamora (07:00) ー Montamarta (11:00) <18..8Km>
Albergue Municipal 泊
この区間は、Zamoira からGranja de Moreruelaまでの40.6Kmを1区間(Etapa)となっている
が40Kmを歩くのは辛く、途中のMoantamartaにAlberugueもあるので今日はMontamaruta泊まりと
する事にした。
Zamoraを出てN-630の道路に沿ってを歩きRoales del Panの村から農道へ入る。
村にはPeregrinoのモニュメントを飾っている家もありCaminoに対する親しみを持っていることが
伺えるのが嬉しい。
Montamartaまでの農道も美しい風景で快適に歩き、今回一番早いと思われる11時にはMontamaruta
のAlbergueへ到着した。
AlbergueはN-630の道路添いにあり、車の音がうるさく小さなAlbergueであったが快適である。
収容人員も20名で少ないため午後の遅くに到着した仲間はHostal泊まりとなった。
夕食は近くのドライブインの様なレストランへ食べに行った。
この区間の注意事項
① ZamoraからMontamartaまで18.8Kmでやや短い。 Riego del CaminoにもAlbergueがあるの
で、さらに15.6Km歩く事も考えられるが、翌日の行程を考慮する必要がある。
② この区間で特に迷うような箇所は無い。
Santiagoまで377Kmの道標 | Peregrinoのモニュメント |
MontamartaへのCamino | MontamartaのAlbergue |
Montamarta (07:15)ー Riego del Camino(11:30)ー Granja de Moreruela(11:50)
ー Hostal(12:30) <24..8Km>
Hostal Oviedo 泊
Granja de MoreruelaのAlbergueはPrivadoで収容人員が10名であることが判ったので、満員に
なってHostal泊まりとなるのであれば、翌日のTabaraまでの行程を考えて村から少し先のHostalまで
歩きHostal泊まりとして翌日は道路を歩いてTabaraまでのCaminoに合流する事が出来ると考えた。
Montamartaの村から3Km程度道路を歩きN630から別れてCaminoへ入る。 暫く歩くと湖が美しく
広がっている。 途中に遺跡となっている石垣を見る事が出来きたがCaminoからやや離れている。
その後は農道で歩きやすくRiego del Caminoの村を通ってGranja de Moreruelaへ向かう。
Granja de Moreruelaの村は小さな村でAlbergueも確認せずにそのまま道路を歩きHostalへ着いた。
道路の脇にはGranja de Moreruelaから別れてAstorgaへのVia de la Plataの道がある。
Hostalには5,6人のPeregrinoが宿泊していたが、スペイン人のH氏とアミーガのMさんはこの日
以降Santiagoまで一緒で、H氏が何度かCamino Sanabresを歩いているのでいろいろアドバイスを
得る事が出来た。
また、Salamancaから連日一緒になっているCadizのP氏と奥様のJ婦人も途中の景色や植物などを
教えてくれ最後のSantiagoまで大変お世話になった。
この区間の注意事項
① Montamartaから農道のオリジナルCaminoがあるが多くの人はN-630と交差する3Km程度を
道路を歩いている。
② 湖の付近で迂回するルートがあるが矢印や道標が少なく注意が必要です。
湖を背にして歩く | Ruinas de Castrotorale (遺跡) |
農道のCamino | N-630道路添いのHosta Oviedo |
Hostal (7:10)ー Puente Quintos (8:20)ー Faramontanos de Tabara(11:00)
ー Tabara (12:20) <26..0Km>
Hostal El Roble 泊
CaminoはGranja de MoreruelaからCamino Via de la PlataとCamino Sanabresに別れるが
HostalはCamino Via de la Plata をAstorga方向へ道路を3Km程度の所に有るため、Granja de
Moreruelaの村にある分岐を見ることが出来なかったのが残念であった。
朝、7時にHostalの玄関の鍵を開けてくれる事になっていたが従業員が遅れ、皆でドアの前で待って
いた。
ここからPuente Quintosまで道路を歩いたがGranja de Moreruelaからの道の途中には遺跡の
Monasterio de Moreruelaが有るとの事で途中で見学してきた仲間もいた。
Puente Quintosの手前でCaminoと合流して橋を渡ると直ぐに左手の崖を登る。
Jaraの白い花が沢山咲いて美しいが急な登りでやや厳しい。
登り終わると道が不鮮明になるが前方の木に矢印があり廃墟もあったので、その方向へ歩き出すと突然
に5、6匹の野犬が吠えてきた。 かなり大きな犬もいたが矢印は前方にあり飛びかかって来ないので
そっと脇を通り抜けた。
森林の中を通り抜けると農道に出たがFaramontanos de Tabaraの村まではかなり距離感があり、
風も強く寒いくらいであった。
Faramontanos de Tabaraの村からは道路工事によりCaminoが不鮮明になっている箇所もあったが、
道路へ出てTabaraの村へ向かった。 村の入口でAlbergueの場所を聞いたがPlazaの近くにHostalが
あり、安い(17ユーロ)と勧められたので結局、今日もHostal 1へ泊まった。
夕方、仲間に会いにAlbergueへ行ってみた。
この区間の注意事項
① Puente Quintosから、崖沿いに登ると広い台地へ出るがCaminoは不鮮明で判別し難いが木などに
矢印が着いているので注意して歩くこと。
天候の悪い日は、Puente Quintosからそのまま道路をTabara方向へ歩いた方が良いと思う。
(自転車は、そのまま道路を走る事になっている。)
Puente Quntos | 橋からの登る途中 |
Monasterio de San Salvador en Tabara | Albergue Municipal |
Tabara(7:15)ー Villanueva de las Peras (10:40)ー Santa Croya de Tera(11:20)
ー Calzadilla de Tera (13:40) <32..0Km>
Albergue Municipal 泊
ここから次の行程はSanta Marta de Teraとなっているが23Kmとやや短く、翌日はMombuey
まで36Kmあり、次第に登りとなるので今日はSanta Marta de Teraから先へ行きたいと考えた。
Santa Marta de Teraの次のAlbergueはCalzadilla de TeraであるがSanta Marta de Teraを
経由すると34Kmとなる。
Zamoraで購入した地図を見るとSanta Marta de Teraの手前のSanta Croya de Teraから一般道
が直接にCarzadilla de Teraまで通っていることが判った。 今日はこのルートで歩く事にした。
TabaraからMonasterioの脇を通って歩き始めるが途中で高速度路の工事があり道が不明確になって
いたが特に問題なく一旦道路を渡って山道へ入る。
静かな山道を歩くとCasita abandonada (廃墟)への案内があるがCaminoは真っ直ぐに矢印も
あったので経由せずに直接あるいた。
約1時間で次の村に着いたがガイドブックに記載されている村(Bercianos de Valverde)ではなく、
Villanueva de las Peras の村であった。
Camino の黄色い矢印もあったのでそのまま道路を進むが、Bercianos de ValverdeからのCamino
へ合流する道への矢印に気づかずそのまま道路を歩いてしまった。
途中に矢印もないので誤りに気付いたが地図ではそのまま歩けばSanta Croya de Tera へ行けるので
戻らずに歩く事にした。
Villanueva de las Peras から1時間半程度歩くとCamino と合流し、仲間に出会った。
Santa Croya de Tera 村の手前からCalzadilla de Teraへの道路標識があったので直接に歩く事に
した。
正午を回って日差しも強くなり道路を歩くのは辛かったが約2時間でCalzadilla de Teraの村へ着く
事が出来た。
Albergueは地元の老人会が運営しているとの事で8つのベットしかなかったが清潔で快適であった。
オーストリアのR氏が先に到着していたが道を間違えて直接に此処まで来たとの事である。
夕方、6時頃にSanta Marta de Teraを経由して此処まで歩いてきた仲間が到着し、Albergue脇の
公園で皆で食事をした。
この区間の注意事項
① ガイドブック及びEROSKYの案内では、Bercianos de Valverdeを経由する事になっているので
旧道のCamino はこちらが正しいと思う。
Villanueva de las Peras の村まで黄色い矢印もあるので新道として歩く人も多いと思われる。
(村の中でBercianos de Valverde への矢印があるので注意の事)
② Santa Marta de Tera にはAlbergueが無いのでSnta Croya de Tera 泊まりとするか、
Calzadilla de Tera ま歩く事になる。
Tabaraからの山道 | Villanueva de las Perasへの道標 |
Albergue Calzadilla de Tera | 仲間との夕食 |
Calzadilla de Tera (07:15)ー ダム(08:40)ー Rionegro de Puente(10:45)
ー Mombuey(13:00) <25..0Km>
Albergue Municipal 泊
いよいよCamino Sanabresの山道が始めるひとなるが昨日に行程より先に来たので今日は
Mombueyまで25Kmである。 Albergue の近くにBarも無いので夕食の残りを食べて出発した。
暫くは用水路の様な美しい川に沿って歩くが次第に山道となり前方にダムの堰堤が見える。
約1時間程度登りダムに着くと素晴らしい湖が広がっていた。
少し休憩して湖を眺め湖に沿って歩くが、やがて道は湖から離れ再び登り坂になり次の村である
Villar de Farfonへ向かう。
Villa de Farton は小さな村でBar等も無く道はやや下り坂になってN-525の道路へ出てそのまま
Rionegro del Puente の村へ向かう。
Rionegro de Puente はその名前の通り、村の入口に美しい川が流れ村の人々が釣りをしていた。
Rionegro de Puente の村を過ぎるとN-525の道路と高速道路(A-52)に沿って歩くが道端の花も
美しく咲いていた。
Mombuey の村は考えていたよりも小さな村でHostalが2軒あるがいずれもレストランのみ営業して宿泊
は閉鎖(Close)との事であった。
Albergue は教会の近くにあったが小さな古い家を利用しベットも12名分しかなかったので、遅く着く
仲間の宿泊先が心配になったが、幸いにも丁度12名で泊まることが出来た。
この区間の注意事項
① Olleros de Tera の村から山道になるが矢印、道標も有り特に迷うところは無い。
② Mombuey のAlbergueは収容人員12名で村のHostalは宿泊を閉鎖しているので注意が必要です。
手前のRionegro de Puente にもAlbergue があり、設備も良いとの事である。
(EROSKYのガイドでは、この区間はSanta Croya de Tera ーRionegro de Tera となっている。)
ダムを望む | 美しいダム湖 |
Rionegro de Puente | Mombueyの Igresia de Nuestra Senora de Asuncion |
Mombuey (06:45)ー Asturianos(10:10)ー Otero de Sanabria(12:00)
ー Puebla de Sanabria (13:45) <33..0Km>
Albergue Casa Luz 泊
今日も33Kmあるので自転車の一人をAlbergue に残して皆で朝早く出発する。
高速道路を横切って村の道へ入るが静かで気分の良い道で幾つかの村を経由していく。
それぞれの村は小さく着く毎にBarが無いか村人に聞くが何処にもなかった。
やがてN-525の道路へ出るとAsturianosの村に着き、ここには道路脇にBarがあり皆がコーヒーや
朝食で休憩とした。
ここからまた山道へ入るがCamino の矢印が不明確となり仕方なく再びN-525の道路を歩くと
Otero de SanabriaでCamino へ戻ることが出来た。
暫く歩いいて行くと教会があり入口の脇にベンチがあったので昼食として休憩したが、入口の門には
見事な彫刻が彫られていた。
Otero de Sanabria から農道になるがTriufe の村を過ぎると前方が開け、Puebla de Sanabriaの
城壁の村を中心に山が広がって素晴らしい景観であった。
しかも付近は花が咲いておりCamino Sanabria でも一番素晴らしい景色であった。
一旦下ってN-525の道路へ出てPuebla de Sanabriaの村に入ったが、村の入口にAlbergue Casa Luz
があり皆でこのAlbergueへ泊まった。 (Municipal のAlbergueは無い)
荷物を下ろして洗濯をしてから、Puebla de Sanabria の城内と博物館を見学に出かけた。
博物館となっている城内から見渡す山々はこれから越えるSanabria のCamino の厳しさを感じた。
この区間の注意事項
① Monbuey からAstrianos までは問題ないが,Astrianos からの道はN-525に並行しているはずだが
途中で不鮮明になる。 村の人に聞いてもCamino の旧道は歩く人も少ないようでN-525の道路を
歩くが適切と思う。 但し、Otero de Sanabriaからは旧道のCamino へ戻った方が景色が良い。
(標識、矢印も問題なく有る。)
② 途中の村にAlbergueは無く、BarもAstrianosに有る程度である。 (道路沿いにHostalは有る)
Astrianosへの道 | 教会の彫刻 |
Puebla de Sanabria を望む | 城内からの眺め |
Puebla de Sanabria (06:45) ー Requejo (09:20) ー Pedornelo (11:40)
ー Lubian (13:35) <31.2Km>
Bar Javi 泊
いよいよSanabria の山歩きが始まるが、今日は殆どがN-525の道路歩きである。
暫く平坦であったが次第に登り坂となり一旦道路から離れてTerroso の村を通り再び道路へ戻って
Requejo の村へ着く。
この村にはBar やAlbergue があるので休憩を取ることが出来る。
Requejo からN-525の道路は次第に勾配が急になりPedornelo まで長い登りとなる。
私のガイドブックでは旧道を歩くことになっているがトンネルの手前まで道路を歩きN-525から離れて
旧道へ入りトンネルの上を越えて峠へ向かう。
峠の近くは眼下に高速道路やRequejo 方面の谷が見えて素晴らしい景観であった。
トンネルの出口へ降りて再びN-525の道路へ戻ってPerdornelo へ向かう。
Pedornelo にはAlbergue があるが小さな村で時間も早いので、今日はLubianまで歩くことにした。
峠から道路を暫く下るとHotel がありレストランが開いていたので昼食とするが、食堂からの眺めも
素晴らしく十分に休憩を取ることが出来た。
途中からAciberos ,Lubian を通る旧道へ入るがCamino は谷沿いの山道へ向けて下っているので旧道
から離れてCamino を歩き始めたが次第に道は川のように水が流れ不鮮明になった。
Lubian の村の手前では道を誤り、RenfeのLubian 駅が見えたので林を抜け線路を渡って駅へ着いたが
そこから旧道でLubian の村へ向かった。
Lubian の村にはAlbergue やCasa Rural が2軒有ると記載されていたがCasa Rural は営業を閉鎖し
ておりAlbergue も何処か分からなかったので村の人に聞くとBar が営業しており宿泊も可能との事で
このBar へ泊まることにした。
昼食を取って部屋へ入ると夕立となりPadornelo 方向は激しい雷雨となっていた。
この区間の注意事項
① この区間は通常、Padornelo のalbergue 泊まりであるが23.6Kmと短いかくPadornelo から下り
となるのでLubian まで歩くことは無理ではない。
Lubian にAlbergue はあるが通常は鍵がかかっているので鍵を借りて開ける必要がある。
② Acibelos からLubian までのCamino は道も悪く矢印なども少ない。 雨天等の際は距離はあるが
旧道の道路を歩いた方が容易と思われる。 (自転車は旧道を通る)
Requejo からの登り | 旧道へ迂回して登る |
LubianへのCamino | Lubianの村 |
Lubian (0700)ー Puerto de la Canda (09:15)ー O Pereiro (11:00)ー
O Canizo (12:10) ー La Gaudina (13:00) <23..5Km>
Albergue Municipal 泊
Lubian からPuerto de la Candaまで約250mの登りになるので昨日の状況から全て旧道(自動車道)
を歩くつもりでいたがLubian からCamino は矢印が全て旧道沿いとなっておりガイドブックのオリジ
ナルの道は現在歩ける状況では無いと思われる。
道はN-525の道路と高速道路(A-52)を下に見ながら次第にPuerto de la Canda へ向かって登って
行くが見晴らしも良く車も殆ど通らないので気分良く歩くことが出来る。
とにかく長い登りであったが前方に電力風車の山が見えてくるとやがて峠に着いた。
ここがZamora 県とOrense 県の県境となっており"Provincia Orense"の標識と"Puerto de la Canda
標高:1260m)の標識があり、やっとOrense 県に入ったので嬉しかった。
暫くA Canda の村へ歩いていくと見慣れたガリシア州のCamino の道標が現れSantiago まで240Km
と記載されていた。
Camino は農道や牧場を通るので緑も多く、やはりアスファルトの道路を歩くのよりも楽であり途中に
古い水飲み場も残っているのが嬉しい。
La Gudina の町は思ったよりも大きな町でHotel やBarも数軒あり賑やかであったがAlbergueは町の
入口近くにあり新しい建物で内部は清潔であった。
この区間の注意事項
① Puerto de la Canda まで旧道であるが車も通る道で迷うところは無い。 Villavellaから農道や
牧場内を歩くが矢印や標識があるので問題はない。
Puerto de la Canda への登り | Canda峠の標識 |
牧場内の水飲み場 | La Gudina のAlbergue |
La Gudina (06:30)ー Campobecerros (10:00)ー Porto Camba (10:40)
ー As Eiras (12:00)ー Laza (14:20) <34..4Km>
Albergue Municipal 泊
La Gudina からLaza までは34.4Kmあり、しかも全て山道で標高差も大きいが、Laza はかなり
山奥で誰かがチベットの首都と同じだと言っていた。
朝は早く出発したが道路は深い霧の中で村を出てから1時間程度標識も矢印も無く不安になったが道路
から山道への曲がり角にやっと矢印を見付けた。 道は車の通れる幅はあるが木もない荒涼とした山道で、
やがて霧が晴れてくると右下に大きな湖が見えOrenseへの山々が広大に広がり恐怖さえ感じる道であった。
下にRenfeの鉄道線路が見え出して下りになると前方にCampobecerrosの村が見えて来た。
Campobecerros の村にはBar と新しいAlbergue があるがAlbergue は駅舎を利用した建物で昨年新設
されたが村からCamino を外れて1Km程度登って行く必要がある。 しかし、La Gudina からLaza まで
34Kmあるので、ここに宿泊設備が出来たのは有効と思う。
村のBar でコーヒーを飲んで休憩し再び登りの山道になりPorto Camba の村を過ぎてAs Elaris の村へ
向かうが、途中で昼になったのでボカディージョを食べて休憩を取った。
As Eiras の村は建物が数件の寂しい村であったが、道端にCerezo(サクランボ)の実がなっていた。
As Eiras からLaza までは長い下り坂で約1時間半程度かかり、さすがに疲れてきた。
Laza は小さいが綺麗な村でAlbergue も新しく近くの警察署が受付となっている。
Camino Sanabresの主要部も歩き終え、Orense まであと2日となったので嬉しさもこみ上げ夕食は
近くのレストランで皆と乾杯をした。
この区間の注意事項
① 途中まで曇りでやや風が強かったが、途中の山道は木も無い尾根を歩く状況であり悪天候の時は
大変と思う。
② Campobecerros の村にはBar もあり新しいAlbergue も出来たので途中で泊まる事が出来るので
Laza まで無理な場合は泊まった方が望ましい。
③ La Gudina からCamino はOrense までLaza を経由する道とVerin を経由する道がありLa Gudina
の町中に分岐の道標がある。 一般的にはLaza 経由が多いがLaza までが山道でありVerin 経由で
歩く人もいるがAlbergue は数が少ない。
La Gudina ー(40.2Km)ーVerin ー(35.7Km)ー Xinzo ー(43.3Km)ー Orense
湖(Embalse de las Portas) | Campobecerrosの村を望む |
Laza への長い下り | Laza の Albergue |
Laza (07:00) ー Albergueria (10:20) ー Vilar de Barrio (11:15)
ー Xunqueira de Ambia (14:30) <33..8Km>
Albergue Municipal 泊
昨日で最難関の行程は越えたと思うが今日も600mの登りとXunqueria de Ambia まで約34Km
ある。
Albergue を出発して1時間程道路を歩きTamicelas の村へ向かう。 村を過ぎると山道の登りと
なり標高差600mあるだけに勾配もかなり厳しい。
途中でオーストリア人のR氏がオークの木を教えてくれたがケルト民族に神聖な木との事でさすがに
風格があった。
やがて道路に出てAlbergueria に着くとBar もあり一休み出来るが先も長いので早めにスタートする。
Viar de Barrio までは下り坂で高原の様な道で気分も良い。 幸い今日も快晴でこの数日の山越えが
良い天気で本当に良かったと改めて感じた。
Viar de Barrio の村へ近づくと各農家の庭にHorreo(オーレオ:校倉の倉庫)がありガリシアへ
入った事を実感する。
Viar de Barrio の村にもAlbergue があり此処で泊まる人も多いが明日のOrense までの行程を考え
て先へ急ぐことにした。
Xunqueira de Ambia までの道は村や畑の中を通って行くが、今日は日曜日で祝日なのか村人が着飾
って歩く姿が見られた。
午後の太陽の日差しが強く暑くてXunqueria de Ambia までの道が非常に長く感じた。
Xunqueria de Ambia のAlbergue も新しい建物で清潔であったが収容人員も少なく夕方には満室に
なって数人はHostal 泊まりとなった。
この区間の注意事項
① 途中のViar de Barrio にもAlbergue Municipal があり、泊まる人も多いが翌日のOrense まで
35KmあるのでXunqueria de Ambia まで歩いた方が良い。
② この区間で迷う箇所は無い。
Albergueria への登り坂 | オークの木 |
Xunqueria de Ambiaへの道 | Xunqueria de Ambia の Albergue |
Xunqueira de Ambia (06:50)ー Gaspar de Lamela (8:00)ー Seixalbo (11:00)
ー Orense (11:30) <21..6Km>
Albergue Municipal 泊
今日は久しぶりに都会のOrense へ着くので皆さん早めに出発する。 歩き始めはCalzada も
残っていたがGaspar de Lamela から道路に降りてそのままOrense まで道路を歩くことになる。
さすがに都会に近いのか小さな村が続き、Bar もあって途中でコーヒーブレイクとする。
途中に工業団地があり車も多く歩きにくいが巡礼者用の休憩所もあり道標はサンティアゴまで117Km
となっていた。
やがてSeixalbo の町に入ると突然古い石造りの家が並び別世界の気した。
Orense の町はさすがに大きく、まずは先日止めネジのはずれたメガネを修理して貰うため眼鏡屋を
探し、その跡でOficina de Turismo で市内の地図や観光パンフレットを貰ってAlbergue へ行った。
Albergue は古い建物であるが設備も良く快適であった。 (ベット数: 48)
午後はカテドラルや市内の見学をした。 サイバーカフェを探し、メールが見たかったが残念ながら
日本語のフォントが入ったパソコンが無く見ることは出来なかった。
Orense には温泉があり日本式の露天風呂があるとの事であるが残念ながら入る事が出来なかった。
この区間の注意事項
① 殆ど道路を歩くのでCaminoを迷うことは無いがOrense に近くなると交通量も多いので注意が
必要です。
サンティアゴまで117.5Kmの道標 | Seixalbo の町並み |
Orense の町並み | カテドラル |
(1) Camino のルートと宿泊設備
下記の区間はCamino は2ルートありいずれかを選択して歩くことが出来る。
① Orense ー Cea 間
・ Orense ー Tamllancos ー Sobreira ー Casasnovas ー Cea <25Km>
・ Orense ー Lnares ー Mandras ー Casasnovas ー Cea <24Km>
Tamllancos 経由でを歩く人が多い
② Cea ー Castro Dozon 間
・ Cea ー Oseira ー Castro Dozon <22Km>
・ Cea ー Pnor ー Castro Dozon <14Km>
Oseira に修道院があり、宿泊可能であるのでOseira 経由で歩く人が多い
・宿泊設備
Albergue :
San Cristovo Cea : 42ベット
Castro Dozon : 28ベット
Bendoiro (A Laxa): 30ベット
Vedra 32ベット
Hostal ・ Hotel : Larin / Silleda / Bandeira
Orense からSantiago de Compostela まで約110Kmあるので通常は4日のルートであるが
Albergue /Hostal 等の間隔から30Km以上歩く必要があり、ルートと宿泊設備を考えて行程
を選定する必要がある。
Orense で貰えるルート図を「Orense からSantiago de Compostelaまでのルート」
(参考資料)を添付します。
(2) Orense の温泉
スペインには何カ所か温泉(Termas)があるが、Orense には日本式の露天風呂があり日本人
の巡礼者に人気がある。 オーナは日本の温泉を参考に作ったとの事で詳細は下記を参照下さい。
TERMAS OUTARIZ : http://www.termasoutariz.com
Orense (06:40)ー Tamallencos (9:30)ー Cea (11:30)ー Pinor (13:00)
ー Castro Dozon (15:20) <35..6Km>
Albergue Municipal 泊
前項の通り、ここからサンティアゴまで様々な行程が考えられるがとにかく4日で行きたいと
考えた。
当初は昨年に友人が歩いた一日目はCea 泊まりで翌日にALaxe まで歩く予定としたが二日目に
37Km歩くことになる。 Orense のAlbergue で貰ったルート図ではCea からCastro Dozon
まで直接歩くルートがあり、Cea から14Kmなので初日に頑張って歩ければその後が楽になると
考えた。
Orense のAlbergue は全員が早起きで出発した。(実際には市内で朝食を取るために早く出た
人が多かったが)市内からサンティアゴへ向かう橋(Ponte Nova)を渡りやがて右手の道へ入る
と急な登り坂になる。
Orense からTamallancos までは約300mの標高差があり途中からOrense の市内が良く見渡せ
るが朝から一汗かく登りである。
途中で100Km以内となったと思うが特別な標識は見あたらない。
やがて静かな農道となるが、さすがOrense からスタートする人も多いのか矢印や標識は多く
なっている。
Cea の町には11:30 に着いたのでBar でコーヒーを飲みCastro Dozonへの分岐を確認して歩き
出した。
道は殆ど道路(N-525)を歩くことになり午後の日差しが厳しく、辛い歩きになった。
途中で2度もBar で冷たいジュースをのみひたすらCastro Dozon へ向けて歩いた。
やっと、3時半近くになってCastor DozonのAlbergue へ着いたが、先着は2名でCea から歩い
てきたとの事である。 暫く待っているとホスピタレラが車で現れ宿泊費を聴取してスタンプを
押してくれた。
結局、6名が泊まることになり静かでよく寝ることが出来た。
この区間の注意事項
① ガイドブックではこの区間(Etapa)はCea 迄になっているがOrense から21.6Kmであり
Oseia の修道院に宿泊出来ることかOseia まで歩いて泊まる仲間が多かった。
② この区間で特に迷う箇所は無い。
登り坂からのOrense | Cea の教会 |
長い道路歩き | Castro Dozon の Albergue |
Castro Dozon(06:50)ー Estacion Larin (9:40)ー A Laxe (11:10)
ー Silleda (13:25)
<28.1Km>
Hostal Ramos 泊
今日はSilleda のHostal 泊まりとする事にしたがSilleda まで28Kmあり、今日が最後の長丁場に
なる。今日中にOuteiro のAlbergue まで着きたいと言う仲間と早めに出発する。
村を出るとやや下り坂になるが眼下は雲海になっており幻想的な風景が見られた。
暫く道路を歩いて農道へ入りが野ウサギが前に出てきて暫く一緒に歩いた。
やがて鉄道のコンクリート橋が見えてきたが在来の鉄道線路と異なるのでAVEの線路工事と分かった。
後に新聞で見たがサンチャゴまで今年(2011年)9月に開通するようだ。
Estacion Larin は名前の通りRenfe の駅が有るところでBar等もあり休憩とした。
AVEが開通するとこの駅も乗客が少なくなるのではと心配になる。 Renfe の駅から暫く歩くとAVE
の工事中の線路脇を歩く。
A Laxe のAlbergue は村の中にあるが、さすがガリシア州のAlbergue で綺麗な建物であった。
ここからはSilleda まではCamino は道路(N-525)に並行しているが、古いCalzada や石橋
(Puente Romana)が残っており素晴らしい道であった。
途中で村の人からサクランボを貰い食べながら歩く。
Silleda は大きな町でHotel 等もある。 Hostal は古い建物であったが親切な雰囲気が良かった。
この区間の注意事項
① Castro Dozon からSanto Domingo まで道路を歩くが古いCamino の道が分断されて残っている。
Santo Domingo の村を出て農道へ入るが矢印に注意の事。
工事中のAVE線路 | A Laxe のAlbergue |
Puente Romana | Sille da へのCalzada |
Silleda (7:15)ー Bandeira (10:00)ー Ponte Ulla (11:30)ー Outeiro (13:10) <20.2Km>
Albergue Municipal 泊
Hostal で朝食を出してくれたので久しぶりにゆっくりと食べて出発した。 Bandeira までは道路
を歩くが、朝から交通量も多く注意してあるく。 今日はやや雲があるので涼しく快適に歩ける。
Bandeiraから道路を避けて農道のCamino を歩くが、緑も多くまだ自然が残っている。
道はPuente Ulla へ向けて下り坂になり、やがて谷間にAVE の高架橋が見えてきた。 古い石橋の
Puente Ulla を探すとなんと高架橋の裏側になっている。 コンクリートの高架橋で景観が台無しに
なってしまったのが残念である。
Puente Ulla で休憩してOuteiro まで歩いたがAlbergue は道路から離れており、道路沿いのレスト
ランまで1Km程度あり、しかも帰りが登り坂になるが他に店もないので昼食・夕食も歩くことになった。
夕方に2日間会わなかった仲間に再会し、明日のサンチャゴ到着を祝った。
この区間の注意事項
① 特に問題が有る箇所はない。 Albergue は近代的で素晴らしい設備であった。
D. Jose Espino Matos の記念碑 | AVEの高架橋とPuente Ulla |
Puente Ulla の村 | Outeiro のAlbergue |
Outeiro (06:50)ー Susana (08:10)ー Santiago de Compostela (10:40)
<175Km>
Albergue Privardo 泊
いよいよSantiago de Compostela へ到着する日になった。 今日も天気は良いようでSalamanca
以降、連日天気であった事が順調に歩けた要因と思う。
Albergue は皆さん朝早く出発し、私が最後になってしまった。
Albergue を出て林の中を歩きSusana の村で一旦N-525 の道路へ出るが直ぐに農道へはいるので
Orense の様な道路歩きは無く歩き易い。 ここまで一緒に歩いた仲間の一人と出会い一緒にSantiago
の市内へ向かう。 最後まで静かな道で歩けるのが嬉しいが、ついにカテドラルの塔が見えるところへ
着いた。 市内へ入ると3年前に泊まったHotel の前へ出たので大学の横を抜けてカテドラルへ向う。
カテドラルに着いたが12時のミサには時間があるので巡礼事務所へ行き「巡礼証明書」を受け取る。
キンタナ広場へ出て何人かの仲間と写真を撮り合うが、一度来た覚えがあるのか残念ながら3年前の様
な感激は無かった。
12時のミサに出て終わってからOficina de Turismo へ行きAlbergue を何件か聞いたが一番近い
PrivardのAlbegue へ行ったがSalamanca の手前のAlbergue で出会ったN氏が一日先に到着していた。
この区間の注意事項
① サンチャゴまでの道は農道かN-525に並行した道路で歩きやすい。 特にこの区間に問題は無い。
Lestedo 村の十字架 | カテドラルの塔が見える |
市内の入口の石橋 | カテドラルの前で |
Via de la Plataを歩いた後はAstorgaのAlbergue でホスピタレロをやることになっていたので、
折角なのでVia de la Plata の歩かなかったGranja de Moreriela からAstorga 間を歩いて見ることに
した。
バスを調べるとここからBenabente までバスがあるので予定を変更してBenabente から歩くことに
した。 一緒に歩いた仲間が1,2日遅れている事もあり、是非会いたいと思って日曜日までサンチャゴ
に滞在した。
2日間共、12時のミサに出て仲間にもあることが出来たが、残念ながらボタフメイロを見ることが
出来なかった。
一緒に歩いた仲間と出会う | 夕方のカテドラル |
Benabente からAstorga は下記を参照下さい。
Via de la Plata の記録(Benabente からAstorga)